掃除がしたくなる話「掃除や片づけが苦手なのは、その人の“脳のクセ”」
ついつい後回しになってしまう掃除。
でも「掃除をするといいことがある」というお話ネット上で広がっているようです。
読むだけで、「あ、掃除してみようかな」と思えるようなお話を転載します。
「掃除や片づけが苦手なのは、その人の“脳のクセ”の反映。
高すぎる目標を掲げると挫折するので、『ちょっと大変だが、やればできる』程度で取り組みましょう」
掃除に始まり、片づけに終わる──。
そんな生活を送る作家の横森理香さんは、大のきれい好き。
部屋の中が汚れていたり散らかっていたりすると、とにかく落ち着かないという。
「以前は掃除も片づけも全部自分でやっていたんですが、
子供が生まれてからは、それじゃかえってストレスになるし、
40代になると体力的にもきつくなって。
だから窓や排水溝などの磨き掃除は、業者さんに毎月来てもらうことにしました」
本格的な磨き掃除はプロに任せても、片づけは必ず自分でする。
「私にとって片づけは、一種の“※箱庭療法”のようなもの。
例えば、リビングのかごにたまった小物をひっくり返して、
必要なものと捨てる物に仕分けているときなど、頭の中のモヤモヤや、
散らかった雑念が消えて、本当に無心になれる。
終わった後は、こころの中のいらないものまで捨ててしまった感じ。
スッキリします!」
今、横森さんにとって無心になれるものは、ヨガとダンスと、整理整頓。
ストレスがたまってくると、忙しくても「今こそ! ! 」とばかりにこれらを始め、
無心の境地を求めるのだとか。
「1日15分でもいいから、そういう時間を持てるとメンタルヘルスにすごくいい。
掃除や片づけの効用は、まず気分転換。
その結果、キレイがついてくるという感じですね」
※箱庭療法=箱の中に人形などの玩具を自由に配置することで、
こころの癒やしや気づきを促す心理療法の一つ。